自動フォルダ マージ

フォルダ比較はファイル比較と同様に、共通の親フォルダへフォルダを自動的にマージさせることができます。通常、1 番目と 3 番目のフォルダは、共通の親(中央)フォルダのコピーが別々に修正されたものです。

Information 一連のファイルの 3 つの異なるリビジョンを 1 つにまとめる必要が生じる可能のある一般的な状況については、3 者間ファイル比較を参照してください。

自動マージの実行

自動マージ操作は 1 番目と 2 番目のフォルダから共通の親フォルダへ変更をマージします。この操作では、移動とコピー、ファイルの自動マージが行われます。

自動フォルダ マージを行うには:

  • 3 つのフォルダ間でフォルダ比較を行います。Merge 中央のフォルダが 1 番目と 3 番目のフォルダの共通の親であると想定します。
  • 共通の親フォルダのバックアップ コピーを作成します。Merge は共通の親フォルダの中身に対する変更を元に戻すことができません。
  • 自動マージ操作に含めたいフォルダ比較結果リストの行を選択します。Cmd+A 押すことにより、リスト中のすべてのファイルを選択できます。自動マージ操作では、選択されているフォルダは無視するので注意してください。
  • マージ操作で何が行われるか調べるために 共通の親にマージ ツールバー ボタンをクリックしてください。
  • 共通の親にマージ シートで提示されるアクション確認します。マージ ボタンをクリックすると操作を開始します。
  • Merge はマージ操作を行い、エラーや警告が発生した場合はレポートします。

自動マージの結果について

自動マージが終わるとフォルダ比較ウインドウが更新され、何が行われたかを表示します。

Information アクション非表示/表示 メニューまたはツールバー メニューの 非表示 表示 変更のない行を非表示 オプションを有効にしている場合、マージ操作の結果として変化していない行はビューから消えます。

マージに成功した行は解決済みマーカー で示されます。また、それに関連するファイル名は淡色で表示されます。

編集マーカーは、次のように各変更の種類を示します。

  • 共通の親にコピーされるファイルの場合、その行には、ファイルのコピー元(右または左)のフォルダ階層を示す矢印( または )が表示されます。
  • 共通の親から削除されたファイルには、ファイルが削除された位置の次の行に削除マーカー が表示されます。
  • 共通の親に自動マージされたファイルの場合、その行は で示されます。

編集マーカー間を移動するには:

  • ツールバー ボタンの 次の編集マーカー および 前の編集マーカー をクリックする
  • メニュー コマンドの 編集マーカー次の編集マーカー および 編集マーカー前の編集マーカー を選択する
  • F3 キーおよび Shift+F3 キーを押す

不一致マーカー は、不一致または予期せぬエラーでマージすることができなかったファイルに付けられます。どちらの場合もマーカーのコメントは問題を説明します。

不一致マーカー間を移動するには:

  • ツールバー ボタンの 次の不一致マーカー および 前の不一致マーカー をクリックする
  • メニュー コマンドの マージ次の不一致マーカー および マージ前の不一致マーカー を選択する
  • F4 キーおよび Shift+F4 キーを押す

、または マーカーには、どのような変更が行われたかを示す関連ツールヒントがあります。不一致マーカー にもツールヒントがあり、その不一致の理由を示します。マウス カーソルをマーカーの上に数秒間置いたままにすると、説明が表示されます。あるいは、編集マーカーを右クリックし、コンテキスト メニューから コメントの編集… を選択しても説明を表示できます。

不一致のため自動マージできなかったファイルは、ファイル比較を使用して手動でマージします。

自動マージの処理

次の規則は、自動マージ操作中に選択されたファイルに行われる操作を定義します。

第 1 フォルダ 第 2 フォルダ 第 3 フォルダ 動作
ファイル ファイルを第 2 フォルダへコピーします。
ファイル ファイルを削除します。
ファイル ファイル ファイルが変更されていない場合は第 2 フォルダのファイルを削除し、そうでない場合はそれに不一致マーカーを付けます。
ファイル ファイルを第 1 フォルダから第 2 フォルダへコピーします。
ファイル ファイル 第 1 フォルダと第 3 フォルダのファイルを第 2 フォルダにマージします。*
ファイル ファイル ファイルが変更されていない場合は第 2 フォルダのファイルを削除し、そうでない場合はそれに不一致マーカーを付けます。
ファイル ファイル ファイル 第 1 フォルダと第 3 フォルダのファイルを第 2 フォルダにマージします。*

* ファイルがテキスト ファイルであると判断された場合、それらのファイルのマージのみを行います。