Perforce ファイルシステム プラグイン(廃止予定)

Warning このプラグインは廃止予定であり、将来のリリースで削除される可能性があります。

Perforce 用の Merge プラグインは、Perforce ディポの中にあるファイルにアクセスできるようにします。プラグインは Merge インストールの標準構成として含まれます。

プラグインを使用してできること

このプラグインを使用して、たとえばローカル クライアント ワークスペースに対して Perforce ディポとフォルダ比較を行うことができます。あるいは、ディポ内の異なるブランチ(または異なる時点の同じブランチ)を直接比較することもできます。関心があるすべての修正ファイルのペアに対してファイル比較を開始できます。コードの再検討を行う場合には、このアプローチは最適です。

このプラグインによって、Merge はバージョン ボタン ドロップダウン バージョン メニューを適切に置くことができます。詳細については、テキスト ファイル(または、入力/ペーストしたテキスト)の比較を参照してください。

このプラグインは Perforce ディポへの読み取り専用アクセスを提供します。ディポのファイルを修正するには、Perforce ツールを使用してファイルを開き編集してサブミットする必要があります。

プラグインを使用するための Merge の準備

Merge はあなたのマシンで実行可能な p4 のパスを知る必要があります。この情報は アプリケーションSCM 設定ページで設定できます。

また、Merge はご使用の Perforce サーバにアクセスするための資格情報も必要とします。これらは資格情報設定ページで提供します。

最後に、Merge で現在比較しているファイルまたはフォルダのほかの(古い)バージョンを示す バージョン ボタンドロップダウン バージョン メニューを設定する場合は、バージョン設定ページにあるSCM システムからのバージョンを含めるチェックボックスをオンにします。

Perforce プラグインの使用

Perforce ディポの中のファイルやフォルダを指定するには、ディポのファイルやフォルダのパスの先頭に p4: を付けて URI 形式にします 。

下の例でわかるように、ユーザ名、パスワード、データベース コンピュータおよびポートを URI に含めることができます。サーバ、ユーザ名またはパスワードを指定しない Perforce URI が指定された場合(例:p4://depot/folder/file.txt)、Merge は、資格情報設定ページで Perforce URI 用のデフォルトとして示されている最初のエントリを使用して必要な情報を提供します。

パスワード プレースホルダとして \* を使用することもできます(例:p4://jrs:*@p4.example.com/depot/folder/file.txt)。これにより、画面上にパスワードが表示されないようにします。この場合、サーバ リストでサーバ p4.example.com およびユーザ名 jrs を含むエントリがチェックされ、そのエントリのパスワードを使用して接続を行います。

Information ユーザ名を指定する場合はホストとポートの提供も必要であることに注意してください。

URI 説明
p4://depot/notepad //depot/notepad フォルダの最新版を指定します。
p4://depot/notepad/notepad.cpp //depot/notepad/notepad.cpp ファイルの最新の改訂版を指定します。
p4://depot/notepad@2000/03/23 2000 年 3 月 23 日の //depot/notepad フォルダを指定します。
p4://depot/notepad@12345 変更リスト 12345 の //depot/notepad フォルダを指定します。
p4://depot/notepad/notepad.cpp#43 //depot/notepad/notepad.cpp ファイルの改訂版 43 を指定します。
p4://jrs@cat:1666/depot/notepad/notepad.cpp 上記に加え、ポート cat:1666、ユーザ jrs、パスワードなしでホスト上の Perforce データベースにログインします。
p4://jrs@cat:1666///depot/notepad/notepad.cpp 上記と同じ。ディポの前に余分な // を含めることはオプションです。
p4://jrs:mypass@cat:1666/depot/notepad/notepad.cpp 上記に加え、mypass パスワードを指定しています。
p4://jrs:*@cat:1666/depot/notepad/notepad.cpp 上記と同様ですが、Merge は資格情報設定ページでの関連するパスワードを使用します。これは画面上または比較レポートの中でパスワードが示されないことを保証します。

クライアント ワークスペースの既存のファイルおよびフォルダへのアクセス

ファイルまたはフォルダがクライアント ワークスペース内で既に同期化されている場合は、ハード ディスク上のその他のファイルにアクセスするのと同じようにアクセスすることができます。このために p4:// URI を使用する必要はありません。

資格情報設定ページで、適切な資格情報が設定されると、Merge は現在比較しているファイルの古いバージョンを示す バージョン ボタンを設定します。

Merge with P4V および Perforce コマンド ラインと Merge の統合

Merge 自体は Perforce と完全に統合されます。詳細については、ソース管理、構成管理、およびその他のアプリケーションとの統合を参照してください。