ファイルのマージ

Merge には、テキスト ファイルを迅速にマージして 1 つのファイルとして保存するためのツールが数多く用意されています。ここでは、ファイルのマージ処理について詳細に説明します。

インプレース編集

下記のマージ操作だけでなく、テキストをインプレース編集することによって微調整することができます。詳細については、ファイルの編集を参照してください。

マージ ボタン、メニュー項目、およびキーボード ショートカット

変更した行があるブロックの右上角に、小さなマージ ボタン が表示されます。

このボタンをクリックすると、もう一方のファイルで対応する行のブロックと置換することができます。もう一方のファイルの行の後へ挿入したい場合は Cmd キーを押しながらボタンをクリックします。もう一方のファイルの行の前へ挿入したい場合は Option キーを押しながらボタンをクリックします。行のブロックを削除するには Cmd+Option キーを押しながらボタンをクリックします。このボタン アイコンは、Cmd  、Option  、または、Cmd+Option  キーを押すと変わります。

マージ ボタンを使って 1 つのファイルから他方のファイルへ行をコピーする場合、あるいは別の方法でファイルにテキストを挿入する場合、Merge はコピーした行の終端文字（CR および（または）LF 文字）をコピー先ファイルで見つかった行終端文字に変更します。これが希望する動作でない場合は、ファイルの保存トピックで説明されているように、ファイルを保存する際に異なる行終端文字を指定することができます。

マージ ボタンに加え、マージ▸現在の変更 メニューの項目を使用して、変更行のブロックを置換、挿入、削除することができます。以下のキーボード ショートカットも定義されています。

いずれの場合も、キーボード ショートカットの矢印は、変更を移動する方向を示します。

すべてのキーボードのショートカット キーの一覧は、キーボード ショートカットを参照してください。

詳細なマージ

マージ ボタンおよびショートカット メニューのコマンドでは、希望どおりの的確なマージ結果を提供しない場合もあります。変更した行の一部だけをコピーしたり、他方のファイルの任意の場所へ行ブロックを挿入するには、ドラッグ アンド ドロップ編集や、コピーおよびペーストコマンドを使います。

ブロックの変更は表示設定ページのブロックの変更を行ごとの変更として扱う設定を使用して行ごとの変更として扱うことができます。

一方のファイルから他方のファイルへ変更箇所をマージする場合、マージされた変更箇所のインデントを調整しなければならない場合もあります。調整する行を強調表示し、Option+] または Option+[ キーを使用してインデントを調整することができます。

変更箇所のマーク付け

ファイルに対して変更が行われた箇所には、編集マーカー が付けられます。ファイルにコピーした行を挿入すると、編集マーカーの横に小さな矢印（ または ）が表示され、コピー元のファイルを示します。ファイルから行を削除すると、行が削除された位置の次の行に削除マーカー が表示されます。

各編集マーカーには関連付けられたツールヒントがあり、編集の理由を知ることができます。マウス カーソルをマーカーの上に数秒間置いたままにすると、ツール ヒントが表示されます。不一致マーカー にもツール ヒントがあり、その不一致の理由を示します。

次の編集マーカー と 前の編集マーカー ツールバー ボタンを使用することにより編集マーカー間の移動が行えます。また、編集▸マーカー▸次の編集マーカー と 編集▸マーカー▸前の編集マーカー メニュー項目を選択するか、F3 と Shift+F3 キーを押すことにより移動が行えます。

ファイルの内容の置換

一方のファイルを他方のファイルの内容で置換する場合は、内容の置き換え ツールバー ボタンを使用できます。

自動マージ

Merge では、編集した 2 ファイルを共通の親ファイルに自動的にマージすることもできます。このマージ処理の詳細については、3 者間ファイル比較および自動ファイル マージを参照してください。