WinGet を使用したインストール

このトピックでは、Microsoft WinGet コマンドライン ツールを使用して Merge for Windows をインストールする方法について説明します。Merge は Araxis ウェブサイトからダウンロードする MSI(Windows インストーラー)セットアップ パッケージからインストールすることもできます。2 つのインストール方法の違いは単に利便性の問題です。

Information Merge の過去のリリースによっては WinGet 経由で入手できない可能性があります。古いバージョンをインストールするには、 MSI(Windows インストーラー)セットアップ パッケージからのインストールを参照してください。

インストールを行う前に:

  1. ご使用のシステムが Araxis Merge と互換性を持つことを保証するために、Araxis ウェブサイトのリリース ノートでシステム要件を確認してください。ご利用中のオペレーティング システムに対して必要なアップデートがある場合は、そのページに記載されています。

  2. シリアル番号のサポート有効期限が、インストールするバージョンの Merge ビルド日より後であることをご確認ください。シリアル番号とサポート有効期限の詳細については、シリアル番号、サポートの終了およびアップグレード/サポート資格についてを参照してください。

インストール

Warning 以下の手順は、WinGet ツールに精通していること、また、お使いのシステムに最新バージョンの WinGet がインストールされていることを前提としています。WinGet の詳細については、Microsoft ウェブサイトの WinGet ツールを使用したアプリケーションのインストールと管理を参照してください。

Information Araxis ウェブサイトで Merge の新しいリリースが公開された後、最新バージョンが WinGet 経由で入手できるようになるまでに少し時間がかかる場合があります。この遅延の原因は、Windows パッケージ マネージャー コミュニティ リポジトリの承認(申請)プロセスです。

標準インストール(Windows 管理者権限は不要)

Warning そのコンピューターのすべてのユーザー用に Merge の以前のバージョンが既にインストールされている場合は、インストールを続行する前に、Merge をアンインストールしてください。

ほとんどの場合、コマンド プロンプトで次のコマンドを実行して Araxis Merge をインストールします。

winget install --id Araxis.Merge --scope user

このコマンドは、現在ログオンしているユーザーに対し WinGet 経由で入手可能な Araxis Merge の最新バージョンをインストールします。Windows のロケールが日本語に設定されているユーザーの場合、日本語版 Merge がインストールされます。Windows のロケールが日本語以外の言語に設定されているユーザーの場合は、英語版 Merge がインストールされます。

カスタム インストール

Merge のインストールは winget コマンドにオプションを指定することでカスタマイズできます。一般的な使用法は次のとおりです。

winget install --id Araxis.Merge
    --scope {user|machine}
    [--locale {en-GB|ja-JP}]
  • --scope は、Merge が現在のユーザー用のみにインストールされるか(--scope user)、コンピューター上のすべてのユーザー用にインストールされるか (--scope machine)を指定します。--scope machine を指定するには管理者権限が必要です。

    Information Araxis では --scope パラメーターを常に指定することをお勧めします。技術的には --scope を省略できますが、省略すると予期しない結果を招く可能性があります。特に、アップグレード時に既存のインストール スコープが保持されない可能性があります。

    Information 既存のインストールをアップグレードするときは、常に現在インストールされているバージョンの Merge と同じスコープを指定します。スコープを user から machine に、またはその逆に変更したい場合は、再インストールの前に Merge をアンインストールしてください。

    Warning この説明を書いている時点では、--scope machine が指定されている場合、昇格された権限(たとえば、管理者として実行するコマンド プロンプトから)で winget を実行する必要があるようです。インストーラーでは、必要とする昇格された権限を要求するはずなので、これを行う必要はありません。ただし、明らかなバグのため、winget は、Failed to open the predefined source; please report to winget maintainers. An unexpected error occurred while executing the command: 0x80070005 : unknown error(定義済みソースを開けませんでした。winget の保守管理者に報告してください。コマンドの実行中に予期しないエラーが発生しました: 0x80070005 : 不明なエラー)というエラー メッセージで失敗する場合があります。

  • --locale は、Merge の英語版または日本語版のデフォルトの選択を上書きします。英語版の場合は --locale en-GB を指定し、日本語版の場合は --locale ja-JP を指定します。

たとえば、Merge の日本語版をコンピューター上のすべてのユーザー用にインストールするには、次のコマンドを実行します。

winget install --id Araxis.Merge --scope machine --locale ja-JP

Windows レジストリでシリアル番号とライセンス ユーザーを事前に設定

各ユーザーが Merge を初めてインスールするときにシリアル番号を個別に入力するのではなく、Windows レジストリで事前にシリアル番号とライセンス ユーザーを直接登録しておくことができます。複数のコンピューターに Merge をインストールする場合には特にこれが役立ちます。詳細については、MSI(Windows インストーラー)セットアップ パッケージからのインストールトピックの手順を参照してください。