AllChange ファイルシステム プラグイン

AllChange 用の Merge プラグインは AllChange データベースのベースラインとパーツへのアクセスを可能にします。このプラグインは Merge（v6.5.1491 以降）で入手可能です。また、AllChange 6.1 以降で提供されインストールされます。7.0 までの AllChange で提供されるプラグインおよびサポート ファイルは、Merge のサブシステム/コンポーネント比較をサポートしないので注意してください。AllChange と Merge の統合による機能情報の詳細については、Intasoft ウェブサイトを参照してください。

このプラグインを使用すると、たとえば、リリース ベースラインを以前のリリースと比較して変更箇所を表示したり、AllChange クライアント ワークスペースとデータベースでフォルダー比較を実行したりできます。あるいはデータベースの中の異なるブランチ（あるいは同じブランチの異なった時点）を直接比較することもできます。

このプラグインは AllChange データベースへの読み取り専用アクセスを提供します。データベースのベースラインやパートを修正するには、AllChange アプリケーションを使用する必要があります。あるいは AllChange が完全に統合するアプリケーション（Microsoft Word、Microsoft Visual Studio など）の 1 つを使用します。

プラグインの使用

AllChange プロジェクトのベースラインやパートを指定するには、ベースラインやそのパートへのパスの前に acvfs:\ を付けて URI を形成します。下の例でわかるように、比較するパーツのバージョンを決定する識別子を URI に含めることができます。

AllChange Version 6.1 以降の例

AllChange Version 7.1 以降の例

AllChange version 7.1 から、URI で追加情報を ? を使用して連結できます。現在のところ、追加情報はサブシステム パーツ用の ?workfile とコンポーネント パーツ用の ?<path of workfile> に限定されています。サブシステムでは、サブシステムの内容を検索するとき、追加情報を AllChange に戻し、コンポーネントまたはバージョンの追加情報としてのパートをワークファイルのパスとして提供し、現在のワークスペースに編集のためにチェックされたパートを提供します。コンポーネントまたはバージョンの追加情報としてファイル パスを持っていると、Merge はファイルを保存する際にそのパスを使用します。

たとえば、次のサブシステム URI を指定します。

acvfs:\/notepad:~Test?workfile

‘notepad’ サブシステムに ‘notepad.cpp’ という名前のパートがあり、このパートの ‘Test’ ブランチに 2 つのバージョンがあるとき、このパートが編集のためにチェック アウトされている場合には、次のようなパートを返します。

acvfs:\/notepad/notepad.cpp;Test.002?c:\workspace\notepad\notepad.cpp

これにより、Merge は編集を c:\workspace\notepad\notepad.cpp 内のファイルに保存します。

Merge で AllChange を使用するための詳細と、AllChange から Merge を呼び出す方法については、AllChange に付属するドキュメントを参照してください。