Git ファイルシステム プラグイン

Git 用の Merge プラグインは Git リポジトリの中にあるファイルにアクセスできるようにします。このプラグインは Merge インストールの標準構成として含まれます。

プラグインを使用してできること

このプラグインによって、Merge はバージョン ボタン ドロップダウン バージョン メニューを適切に置くことができます。詳細については、テキスト ファイル(または、入力/貼り付けしたテキスト)の比較を参照してください。

このプラグインは、ローカル Git リポジトリ内のファイルのリビジョンへの読み出し専用のアクセスも提供します。リモートのリポジトリの内容にアクセスすることはできないので、ローカル クローンを最初に作成する必要があります。

プラグインを使用するための Merge の準備

Merge は Git for Windows でテストされました。プラグインは、Git コマンドライン クライアント(git.exe)がインストールされており、PATH Windows システム環境変数で参照できる必要があります。

もし、Merge で現在比較しているファイルのほかの(古い)バージョンを バージョン ボタンのドロップダウン バージョン メニューで表示したい場合は、アプリケーション オプション ページの SCM システムからのファイル バージョンを表示するオプションをオンにしてください。

Git プラグインの使用

Git プラグインは、ファイル比較 ウィンドウのパス入力フィールドの 1 つに入力されたパスで、バージョン コントロールされたファイルのワーキング コピーのバージョンへのアクセスを提供します。比較用のバージョン コントロールされたファイルの特定のバージョンを指定するには、git://X:\Absolute\Path\To\File または git://X:\Absolute\Path\To\File#revision という URI フォームを使用します。

URI 説明
C:\Users\username\repository\notepad.cpp notepad.cpp ファイルのワーキング コピーを指定します。
git://C:\Users\username\repository\notepad.cpp notepad.cpp ファイルの最新版を指定します。
git://C:\repo\notepad.cpp#42ab8b0c47 指定したハッシュ値を持つ ‎‎‎‎notepad.cpp のリビジョンを指定します。

クライアント ワークスペースの既存のファイルおよびフォルダーへのアクセス

ファイルまたはフォルダーがクライアント ワークスペース内で既に同期化されている場合は、ハード ディスク上のその他のファイルにアクセスするのと同じようにアクセスすることができます。このために git:// URI を使用する必要はありません。

Git クライアントの場所の指定

デフォルトで、Merge は Windows PATH 環境変数を使用して Git の場所を特定します。この代わりに、Git コマンド実行可能ファイルの絶対パスを Windows レジストリの次のキーの下にある GITPath 文字列(REG_SZ)の値として指定することもできます。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Araxis\Merge\7.1

Git コマンドライン ツールおよびグラフィカル フロントエンドと Merge との統合

Merge 自体は Git と完全に統合されます。詳細については、ソース管理、構成管理、およびその他のアプリケーションとの統合を参照してください。